建築家

設計とはヴィジョンを提示すること。
そのヴィジョンを図面によって人に伝えること。
だから、建築家はヴィジョンを提出し、それを実現する人だと思います。

建築とはつみあげてつくりあげること。
多くの人の技術と情熱を合わせて建物を完成すること。
だから、建築家はつくる喜びを多くの人に伝える人だと思います。

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だから、私たちは柔軟であることを心がけ、いくつになっても学んでいます。

だから、私たちは多くの素敵な人たちとの出会いを大切にしています。


それが、ワークスの“ふつう”です。

コラボレーション

各々の分野のプロと協同し、共鳴し合い、
よりよいものづくりを目指すこと。

構造建築家
設備建築家
照明デザイナー
家具デザイナー
グラフィックデザイナー
工務店さん
職人さん
などなど・・・

そして、クライアントもユーザーのプロ。

よりよいものづくりのために、信頼し、成長できる仲間を増やすこと。
コラボレーション。

それが、ワークスの’’ふつう’’です。

デザインミーティング

ワークスはチームです。

週に1、2回開かれるデザインミーティングでアイディアを出し合います。
デザインミーティングに参加しているのに、なにもアイディアを出さなかったら、
「退場」と言われたりもします・・・。

だれかの言ったひとことで、ガラッとプランが変わることもしばしば。
アイディアの競争、連鎖反応を大切にしています。
ワークスはチームで設計をしています。

それが、ワークスの”ふつう”です。

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いつもふりだしの白に戻る。

可能な限りの先入観を排して、まっさらな地平から設計を始める。

わたしたちの大切にしているものを守りつつ・・・

それが、ワークスの“ふつう”です。

こども

裕福なご夫婦が、子どもができたのを機会に、自分達の住まいの設計を建築家に依頼しました。
そして出来上がったモダンデザインの住まいは素晴らしく、建て主夫婦は大変喜びました。
新しく生まれた子どものための部屋は、真っ白いドーム状の空間で、外光を取り込む窓も下のほうに開けられていて、日中の日差しの変化に影響されない落ち着いた部屋でした。

夫婦はホームヘルパーに留守を託して共働きでした。

真っ白く、陰影のない空間で、子どもはよく眠り、とてもおとなしくて、ちっとも手をとらなかったそうです。
建て主も建築家も、新しい住まいの子供室に満足していました。

日がたち、おとなしく寝ていた子供の知能の発達が通常より遅いことが判明しました。
そして、建築家を訴訟することになったのです。

一日中、ほとんど外的刺激のない空間で長い時間を過ごした子供の知能の発達の遅れが、あたかも子宮の中のように安定したニュートラルな空間を設計した建築家の責任であるという夫婦の主張でした。

裁判所の判断は、知能発達の遅れに空間の影響があることを認めましたが、建築家の責任を問うことにはなりませんでした。


もっと両親が子供に接する時間があれば。

もっと子どものいる空間に色彩や、雑音や、多種の匂いや、いろんなユラメキがあれば・・・

もっともっと大人たちの迷いや悩みや、それを解決してゆく意志の波動たちが、空間に満ちていたら・・・

そんなことを考えさせられました。

わたしたちはあまりに多くのことを知らないのかもしれない。

わたしたちの社会はまだ多くのことに気づいていないのかもしれない。


「自分たちは多くを知らない。」ということから始めること。

そう、子どもたちがみんな当然そうであるように・・・

そんな気持ちで住まいをつくっていきたい。

それが、ワークスの“ふつう”です。

はじめに。

当たり前と思うことを当たり前に行う、ワークスの物づくりの姿勢。そんな、私たちの“ふつう”をここで、綴っていこうと思います。


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