施工者

WORKSは、いい仕事をしてくれる施工者さんをいつも探しています。
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今、木造の住まいづくりで、自信を持っておすすめできる地元の工務店さんは、
福岡市西区の株式会社 藤匠住宅 藤松さんと
大宰府の筑波工務店の秦さんです。

どちらも大工出身の技術者社長。

藤匠住宅の藤松さんはCADを駆使して施工図から部品図まで書き上げます。
WORKSは、藤松さんが国産材(杉や桧)の乾燥技術開発に取り組んでいた頃からの付き合いです。
建設物価の高騰と、日本の森林資源の活用を真剣に憂えて、東奔西走していました。
その頃飼っていた高齢の愛犬のために、犬用車椅子を製作して、熱心に介護しておられたのをよく覚えています。
その後藤松さんは、木構造の金物工法を開発して特許を取得し、その事業化にも取り組んでいました。
口数は少ないけど、「ここは、こうやろうモン!」と自分の価値観を明確に表明する姿勢が、大好きです。
若者達には少し厳しく怖い社長です。

筑波工務店の秦さんは、素晴らしい手書きの施工図スケッチを描きます。
尊敬する建築家たちからの推薦で、最初の仕事をさせていただきました。
いつも明るい笑顔と笑い声が絶えません。若い設計技術者たちのやさしい先生です。
現場に木構造の仕口の模型を持ってきて解説してくれたりします。
福岡の多くの建築家から引っ張りだこで、「忙しい!忙しい!」と走り回っています。

数値化が難しい木造住宅の場合、施工者の技術力と情熱が重要。
大工の棟梁や左官、電気、設備の専門技術者の技術とやる気を引き出して、建て主の期待を超える住宅をつくって、完成後の保守にしっかりと付き合ってくれる。そんな工務店さんに設計者が甘えるのではなくて、共に「いい仕事をしたよね!」と、胸をはれる仕事をしたい。

施主の思いをしっかりと聞き取り、イメージを膨らませて、設計図に定着させる設計者と、その意図を正確に把握して、木の特性を生かして風土にあった住宅をつくりあげる施工者の強い連係こそが大切だと思っています。


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