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2007年09月28日

秋の影

まだ、高い気温の日中ですが、朝夕はめっきり涼しくなりました。

朝、事務所まで歩いてみます。
いつも通りなれた歩くと50分ほどの道筋です。日差しが秋らしく、集合住宅の倉庫に鋭い影を落としています。
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今日は糸島の別荘(週末住宅)「月のふね」の竣工です。
野北の海に面して、水平線に沈む夕陽を抱きとめるような住宅が完成しました。

太陽ほどシンプルで劇的に退場したりしないだろう月が、あの水平線に静かに沈む姿を想像しながら「月のふね」と名づけました。

舞さんの恩師土井義岳先生のブログにフランス人宣教師たちは原風景を長崎にうつそうとした?という題で長崎の教会建築のことが丁寧に記されています。仏蘭西人宣教師と日本人大工による教会建築が高窓のない日本独特のスタイルであることを指摘しています。
村長の先輩川上秀人先生の研究にも賛辞を呈されていて、懐かしく嬉しく。
長崎の教会建築郡が幅広く注目されていいます。

2007年09月21日

彼岸の入り

妻の実家は長崎県外海地区の畝刈にあります。
海岸沿いを北に行くと三重、黒崎、出津、大野、西海の集落が続きます。
以前紹介した日本一のサンセットロードです。

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畝刈はかつて素晴らしい遠浅の浜でした。
陸のそばの砂浜では蛤が、足でグリグリッとするといくらでも採れました。
湾の両袖には川が注ぎ込んでアサリが、熊手を挽くといくらでも採れました。
両袖の沖の磯では岩牡蠣を打っていくらでも採れました。
中央の沖の潟の部分ではマテ貝が、穴に塩を落すとピュッと口を出してそれをうまくつまめばいくらでも採れました。

今は長崎漁港のために、湾すべてが埋め立てられて、長崎市に編入されています。

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畝刈でもお墓は集落を見下ろす位置にあります。
最近少し南の福田というところに新しい霊園が見晴らしのいい場所に造られましたが、その霊園は遠く水平線を眺めてサミシイ感じです。
先祖たちが見守る集落から人々は遠く働きに出て、私たちの関係も地縁の薄いものになりました。

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74歳になる大村の義姉を伴って、3人で彼岸の墓参りに行きました。
長女の義姉は9女の妻とは18、歳が離れています。
行き帰りの車の中で、義姉は若かりし頃の思い出話を聞かせてくれます。
進駐軍の車に大村から長崎まで乗せてもらったこと。
裁縫の先生をしていて、月に一度美味しいものを食べに行っていたこと。
コーラスのこと。
畝刈の浜遊びのこと。
義父と義母のたくさんの思い出・・・

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帰りに長崎新地に寄ると「長崎中秋節」の黄色い灯篭が、新地の路地を埋め尽くしていました。

2007年09月18日

秋空のパラソル

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今年の台風で、テラスにあった古い物置が壊れた。
土曜日に新しい「ヨドモノオキ」が届いて、連休は大掃除。

古いキャンプ道具は、2バーナーのコールマンもホワイトガソリンのランタンも紫色のテントもメンテ不良で壊れていた。

ほとんど使っていなかったパラソルとハンモックとターフを虫干しにした。

小さな台風が素通りしていった秋空に鮮やかなパラソルの色彩がたなびいて気持ちよかった。

2007年09月14日

かえる

「かえるの家」の南のアプローチを兼ねたかわいい庭に小さな池があります。
小さな池には屋根の水を全部集めて、井戸の水も引いてあります。
池の水面に反射する陽が木造の桁のすきまから、天井板に映って揺らいでいます。
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ストリップの階段が中庭に面して明るく配置されています。
階段の上がりつく一番奥暗いところににトップライトが仕掛けてあって、
強い光が漆喰の壁を輝かせています。
内壁は藁すさの入った漆喰塗です。
自然光も人工照明も壁を横からなめるように射して、藁漆喰の趣を強調しています。
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居間にある枝の生えた柱は磨き丸太をサンダーで削って、木目を出したもの。
「大黒柱」ならぬ、「女将さん柱」のイメージかな。
化粧を落として、わが身を削っても、家庭を支え、やさしく見守っている・・・
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かえる好きの建て主さんがお気に入りの縫いぐるみを持ってきてくれました。
かえるが縁台から池を見下ろしています。
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なかなか愛嬌のあるかえるで、
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「かえるの家」を真心込めて造ってくれた筑波工務店の秦社長にそっくりに見えてきました。
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2007年09月13日

大手門の夕焼け

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日曜日の夕方仕事をしていて、通りから「うあーッ、夕焼け!」という声が聞こえて、飛び出した。

先週の橘湾の素朴な夕陽とは趣を異にして、都会の西の空を濃く染め上げながら、急ぎ足に陽が沈んでいった。

2007年09月06日

小浜温泉 伊勢屋

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すてきなおじさまと

二人きりで

長崎島原の小浜温泉に

長崎出身建築家お薦めの

伊勢屋旅館に一泊しました。

長崎半島に沈む夕陽です。

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建築関連法規の改正で建築確認業務は大混乱中。

6月20日施行以降、建築確認が下りた実績はゼロ?

福岡県の出生率は増えたというのに

建築に着工できない日本は国民総生産に影響必至。

アネハ以降、建築業界は不信とクレームの渦!

設計責任、施工責任、発注責任、説明責任、瑕疵担保責任・・・・

どんなに書類審査を厳しくしても、実際施工されている建物の質は?

役所が威張っていた時代に逆戻りするのは嫌だ!

実質的に建築の品質を守るのは

建築に携わる私たち自身だということ。

オジサマ二人で、不粋に、遅くまで語り明かしたことでした。